ビショップの位置


ビショップについて考えられること

ビショップの利きが開くとすぐ相手駒を攻撃するか?
ビショップの利きを開くことによるポーンストラクチャーへの影響
どこに展開させるか?
ポーンで展開を妨げないようにしたい
センター支配への影響
キャスリングに対する影響
Good Bishop と Bad Bishop
ビショップ交換がおきる場所

など

マスターのゲームを見ていると Bad Bishop を相手のナイトまたはビショップと交換した後、Bad Bishop と同色マスにポーンを配置していることが多いです ( 残っている Good Bishop の可動性を高める )。

ビショップを展開するには必ず斜め前のポーンを進めることが必要です。ポーンを動かすことは様々なことに影響するため、ビショップの利きを開くためと安易にポーンを動かすことは避けましょう。マスターはビショップの利きを開くのに適切な理由や、上手いタイミングで行なってます。



ポーンを動かす前にビショップが展開できる場所を確認しておきます。 
Be1 は e1 - a5 ラインと e1 - h4 ライン上に展開可能です。

同じ e ファイル上のビショップでも白側と黒側では別色ビショップであることに気づいておきましょう。

1.d3 とすれば Be1 は一時的に Good Bishop となります。 

1.d4 ならば Be1 は一時的に Bad Bishop となりますが、Be1 を相手のナイトかビショップと交換した後、e3 とするのは1つのアイデアです。




通常のチェスと同じ位置だと、どこにビショップを展開すれば良いか分かりやすいです。
ただし他の駒配置が違うため、展開したい場所へ思うように展開できないことも多いでしょう。

フィアンケットすることも考えられます( Bg2, Bg7 )。
0-0 するにはビショップの展開が必要です。 




同じく 0-0 するにはビショップの展開が必要です。

 f ポーンを進めると相手の a ポーンを攻撃、センターに影響を与えます。 
f3 としてから e4
f6 としてから e5 とすることが考えられます。 




g ポーンを進めると相手の b ポーンを攻撃する、センター支配に影響を与えられる
0-0 を妨げない、フィアンケットできるなど良い点があるため、活用しづらいということはあまりないでしょう。開いたビショップの利きを活用できるポーンストラクチャーを考えましょう。 




d ファイルのビショップを展開しないと 0-0-0 できません。 d または e ファイルにある
ビショップは展開させる場所より、ポーンをどう進めるかよく考えましょう。




通常のチェスと同じ場所。 0-0-0 するにはビショップの展開が必要です。フィアンケットも可能。




c ポーンを進めると相手の h ポーンを攻撃、センターに影響を与えます。
c3 としてから d4
c6 としてから d5 とすることが考えられます。

a ファイルにルークがあると 0-0-0 は遅れます。




Bh1, Bh8 と同じく角マスにあるビショップは悪くありません。 b ポーンを進める必要があるため、どのタイミングで b ポーンを進めるかです。

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